下尾奈村(読み)しもおなむら

日本歴史地名大系 「下尾奈村」の解説

下尾奈村
しもおなむら

[現在地名]三ヶ日町下尾奈

南脇みなみわき村・日比沢ひびさわ村の南に位置し、東は猪鼻いのはな湖に臨む。村内中央を西神田にしじんでん川が東流し、日比沢村との境に板築ほうづき(二二六メートル)がそびえる。古代末期から中世は尾奈御厨(のち尾奈郷)に含まれていた。正保郷帳に村名がみえ、田方二八一石余・畑方六七石余、幕府領、ほかに神明(現神明神社)領・白山領各一石余、円通えんつう(現曹洞宗)領二石がある。寛文四年(一六六四)領主三ヶ日村と同じ。元禄郷帳では高三九〇石余。国立史料館本元禄郷帳では幕府領で、寺社領は白山領に替わって龍谷りゆうこく(現曹洞宗)領がみえる。享保一六年(一七三一)以後の領主変遷は三ヶ日村と同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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