上市木村(読み)かみいちぎむら

日本歴史地名大系 「上市木村」の解説

上市木村
かみいちぎむら

[現在地名]御浜町上市木

志原しわら村の南西にある。古くは下市木村と併せて市木村といったが、慶長六年(一六〇一)検地帳(徳川林政史蔵)には分れて「上市木村」とみえ、上一木村とも書く。新宮領で有馬組に属する。当村庄屋に残る慶長検地帳の控によると家数五一、田三三町六反余、畑一二町七反余、高四九九石余のうち二五三石余の年貢米は和歌山本藩に納め、残りは新宮水野氏に納めた。宝永五年(一七〇八)の新田畑屋鋪改帳(徳川林政史蔵)には二八町七反余が記される。近世後期の家数九〇(紀州新宮領分見聞記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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