上府所村(読み)かみふどころむら

日本歴史地名大系 「上府所村」の解説

上府所村
かみふどころむら

[現在地名]鹿沼市下武子町しもたけしまち

くろ川左岸に位置し、南は下府所村、東は栃窪とちくぼ村、西は押原おしはら村。慶安郷帳に府所村とあり、もと下府所村と一村元禄郷帳に村名がみえ、高一〇三石余。領主変遷は下府所村と同じであったが、宝暦一三年(一七六三)下総佐倉藩領となり、天明七年(一七八七)同藩主堀田正順の大坂城代就任に伴い幕府領となった。寛政一〇年(一七九八)佐倉藩領となり、以後幕末まで同じ(紀氏雑録続集)。天保九年(一八三八)には家数八・人別三五(「諸商渡世向書上帳」鹿沼市立図書館蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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