上据村(読み)かみしがらみむら

日本歴史地名大系 「上据村」の解説

上据村
かみしがらみむら

[現在地名]大野市稲郷とうごう

稲郷とうごう村西北方の清滝きよたき川左岸に位置する同村の枝村。享保六年(一七二一)の大野郡鯖江藩領村々明細帳(五畿屋文書)によると、稲郷村の村高は明確に稲郷本村分と枝郷上据分に分けられている。引高を除く上据分は田高が二六八・四三七石・畑高が七二・〇三四石、また新高は一三・八〇四石、林役の反別は稲郷分が三反五畝余に対し、上据分は九町三反二畝余と多い。永請山は笹俣ささまた村山に、入会山は志目幾しめき谷、入会秣場は西野にしのにあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android