上柳渡戸村
かみやなぎわたりどむら
[現在地名]尾花沢市上柳渡戸
下柳渡戸村の東、丹生川支流銀山川流域に位置し、東は銀山新畑村。集落は軽井沢越仙台道に沿って発達した。北西に枝郷粟生がある。この街道は奥羽山脈越で陸羽を結ぶ道の一つで、古くから利用されていたと思われ、地内には古代人が峠の神に捧げたと思われる鏡・刀子などをかたどった石製模造品を出土した八幡山遺跡がある。元和八年(一六二二)山形藩領となり、寛永一三年(一六三六)以降は幕府領。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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