上栃窪村(読み)かみとちくぼむら

日本歴史地名大系 「上栃窪村」の解説

上栃窪村
かみとちくぼむら

[現在地名]鹿島町上栃窪

東の栃窪村の枝郷。真野まの川の上流域に位置し、南は橲原じさばら村、西は大倉おおくら(現飯舘村)、北は宇多うだ山上やまかみ(現相馬市)。奥州西街道は栃窪村から村内を通り、たすけの観音堂および茶屋(現在はともに廃絶)から橲原村字上萱うえがやを抜け、八木沢やぎさわ峠を越えて八木沢村(現飯舘村)に至る。元禄一〇年(一六九七)に栃窪村から分村したとされるが(相馬藩政史)、「奥相志」は寛文年間(一六六一―七三)のこととする。天保郷帳では栃久保とちくぼ(栃窪村)に「古者 栃窪村・上栃窪村・御山村・皆野原新田四ケ村」と注記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android