日本歴史地名大系 「上桶売村」の解説 上桶売村かみおけうりむら 福島県:いわき市旧川前村地区上桶売村[現在地名]いわき市川前町上桶売(かわまえまちかみおけうり)夏井(なつい)川上流の阿武隈高地中にあり、南と東は下桶売村、西は田村郡湯沢(ゆざわ)村・田原井(たわらい)村(現小野町)、北は小白井(おじろい)村。楢葉(ならは)郡に属した。近世の領主の変遷は磐城平藩領から延享四年(一七四七)幕府領、宝暦五年(一七五五)から会津藩預地、明和五年(一七六八)幕府直轄領に復し、寛政元年(一七八九)から文政一二年(一八二九)まで越後新発田藩領、以後再び幕府領、天保七年(一八三六)以降棚倉藩領。正保郷帳に上桶売村とあり、田方四二〇石余・畑方四四四石余とあるが、下桶売村がみえず、この合計高は慶長一三年(一六〇八)の岩城領分定納帳(内藤家文書)の桶売村の高と同様なので、下桶売村の高を含んでいる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by