上桶屋町(読み)かみおけやちよう

日本歴史地名大系 「上桶屋町」の解説

上桶屋町
かみおけやちよう

[現在地名]静岡市上桶屋町

駿府城下の縦筋(縦町)第二行の両側町。南はちや町二丁目、北は土太夫どだゆう町に続き、東と西は明屋敷。土太夫町との境から西に横筋(横町)第一〇行の通りが延びるが、両側とも明屋敷となっている(以上、町方絵図)。徳川家康駿府在城時、桶屋惣右衛門をこの地に居住させ、桶屋棟梁として代々城内御用を勤めさせたのが町名の由来という(駿国雑志)。「駿府広益」によれば、下桶屋町とともに家康在城時に桶細工人二四人を出役させる町となり、御台所の食事を給されるが、作料は給与されないため諸役を免除されたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む