駿府広益(読み)すんぷこうえき

日本歴史地名大系 「駿府広益」の解説

駿府広益
すんぷこうえき

二編五冊 久松忠次郎編

成立 未詳

原本 静岡県立中央図書館

解説 静岡県史編纂資料のうち。宝暦一三年から明和五年まで駿府町奉行を勤めた久松定の編による。前編の上・中・下三冊が久松の手により、後編二冊は松下孫右衛門らが追補。前編は与力同心の勤方、毎月御用日の職務内容、江戸からの煙硝硫黄の請取方、火事の節の覚書など八三項目にわたる。水道方同心、駿府町方火消六組、あるいは町数・家数・会所・世里についての記述も詳細で、駿府町政を考えるうえで重要。

活字本静岡市史」中世近世史料二(前編のみ)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報