日本歴史地名大系 「上殿岡村」の解説 上殿岡村かみとのおかむら 長野県:飯田市上殿岡村[現在地名]飯田市上殿岡現飯田市の中央部、北の南沢(みなみざわ)川と南の甘葛沢(あまずらさわ)川とに挟まれた台地上に位置。古代は「和名抄」所載の輔衆(ふす)郷に属したと推定され、やがて伊賀良(いがら)庄の内となった。近世は一貫して飯田藩領で、村高は正保四年(一六四七)は一一八石余(信濃国絵図高辻)で、天保五年(一八三四)には一九四石余(信濃国郷帳)に急増した。「殿岡」の文献上の初見は、弘安元年(一二七八)の四条金吾宛日蓮書状である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by