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大井川 おおいがわ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大井川
おおいがわ

静岡県中部,焼津市南部の旧町域。大井川下流の扇状地に位置する。1955年吉永村,相川村,静浜村の 3村が合体して町制。2008年焼津市に編入。水田が多く,集落は散村形態を示している。河口付近では豊富な流水,地下水を利用してウナギ養殖が行なわれるほか,サクラエビ水揚げも盛ん。河口にある大井川港付近には工業団地が立地。国の重要無形民俗文化財である藤守の田遊びを伝える。

大井川
おおいがわ

静岡県中部を流れる川。全長 160km。赤石山脈間ノ岳 (あいのたけ) に発し,静岡市井川地区下流からは駿河と遠江の境を南下して駿河湾に注ぐ。上流域では山間地に深い峡谷を刻み,ここに畑薙第1ダム,第2ダム,井川ダムがある。ここを過ぎると川根で,再び接阻峡の深い谷に入り,最大の支流寸又川と合流する。寸又峡には南アルプスの登山基地の寸又峡温泉がある。中流域の川根地方は河岸段丘が多く,林業や「川根茶」で知られる良質の茶の特産地。下流域の島田金谷は平地に出る谷口に位置し,江戸時代東海道の難所の一つ,大井川越徒渉の宿場として繁栄した。大井川下流の扇状地にある集落は散村形態として有名。流域には中部電力の発電所が点在する。河口に近い吉田はウナギの養殖の中心地。上流は奥大井県立自然公園に属する。

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百科事典マイペディアの解説

大井川【おおいがわ】

赤石山脈の白根山の南に発し,静岡県中部を南流して駿河湾に注ぐ川。長さ168km,流域面積1280km2。日本屈指の急流で,上流は深い峡谷を刻んで曲流。川根本町千頭(せんず)付近で寸又(すまた)川と合流,島田市付近から扇状地を形成する。
→関連項目赤石岳大井川[町]金谷[町]川止川根[町]静岡[県]静岡[市]島田[市]寸又峡中川根[町]農鳥岳藤枝[市]本川根[町]牧ノ原焼津[市]吉田[町]輦台

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世界大百科事典 第2版の解説

おおいがわ【大井川】

静岡・山梨県境の赤石山脈北東部,間(あい)ノ岳(3189m)の南斜面に源を発し,静岡市井川の下流からは駿河・遠江の国境をなしつつ南流し,大井川平野の南西端で駿河湾に注ぐ川。静岡県内に終始する河川としては最も規模が大きく,特に幹川流路延長160kmは日本の河川の中でも上位だが,反面,全流域面積1280km2は長さに比べて著しく狭く,日本でも屈指の急流である。おもな支流には上流から寸又(すまた)川,笹間川,伊久美川,大代川などがあるが,大きな支流は少ない。

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大辞林 第三版の解説

おおいがわ【大井川】

静岡県を流れる川。赤石山脈間あいのだけに源を発し、南流して島田市東方で駿河湾に注ぐ。長さ160キロメートル。江戸時代には渡船・架橋が禁じられ東海道の難所であった。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔静岡県〕大井川(おおいがわ)


静岡県中部を流れる川。1級河川(大井川水系)。延長168km。流域面積1280km2。赤石(あかいし)山脈(南アルプス)の間ノ(あいの)岳(標高3189m)に源を発し、峡谷を刻んで南流、駿河(するが)湾に注ぐ。急流と穿入蛇行(せんにゅうだこう)が著しい。江戸時代は「越すに越されぬ大井川」と称された東海道の難所。幕府によって渡船・架橋が禁じられ、両岸の島田(しまだ)宿と金谷(かなや)宿に川越人足が配された。上流に畑薙(はたなぎ)第1ダム・同第2ダム・井川(いかわ)ダム(井川湖)があり、重要な電源地帯を形成。井川ダムからは川沿いに大井川鉄道が通じ、接阻(せっそ)峡、支流の寸又(すまた)川に寸又峡の景勝や寸又峡温泉がある。河口付近の低地では伏流水を利用したウナギの養殖が盛ん。

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