上汐見町(読み)かみしおみちよう

日本歴史地名大系 「上汐見町」の解説

上汐見町
かみしおみちよう

[現在地名]函館市元町もとまち

明治六年(一八七三)の町名町域再整理の際に成立した町(「事業報告」第一編)。下汐見町の山側を占め、安政(一八五四―六〇)の開港後は、おもに官地と外国人住居地となった。万延元年(一八六〇)箱館全図では、当地辺りに「ロシア官吏住居」「ヱンケリス官吏住居」「フランス官吏住居」とある。安政六年ロシア領事は当地を借用して領事館建設に取掛り、万延元年に竣工している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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