上湧別町(読み)かみゆうべつちよう

日本歴史地名大系 「上湧別町」の解説

上湧別町
かみゆうべつちよう

面積:一六一・三九平方キロ(境界未定)

昭和二八年(一九五三)一〇月紋別郡上湧別村が町制を施行して成立した自治体。網走支庁管内のほぼ中央北寄りに位置し、東・北は同郡湧別町、南は同郡遠軽えんがる町、西は紋別市に接する。町域の約四八パーセントを山林が占める。東寄りを湧別川が北流して幅三キロから四キロの平野をつくり、西方から北東流してきた富美ふみ川が合流する。気温は一月平均が零下六・九度、八月平均が摂氏一九・六度。湧別川東側を国道二四二号が南北に縦貫し、北部を同道と一部重複する国道二三八号(通称オホーツク国道)東西へ通る。以前はこの両国道と並行して国鉄湧網ゆうもう線・名寄本線が中湧別で交わり、中湧別駅は乗換駅として賑わったが、湧網線は昭和六二年三月、名寄本線は平成元年(一九八九)四月に廃線となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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