上砥堀村
かみとほりむら
[現在地名]姫路市砥堀
下砥堀村の北に位置し、市川中流右岸に立地する。東は市川を挟んで藪田村。生野街道が通る。「播磨国風土記」の神前郡蔭山里の条にみえる磨布理村の遺称地とされ、中世には蔭山庄に含まれ砥堀村とよばれた。江戸時代前期も下砥堀村と合せて砥堀村と称された。貞享元年(一六八四)の本多忠国領知目録(本多家文書)に村名がみえ、これ以前に上・下に分村した。元禄郷帳には「古ハ砥堀村」と注記され、高二七三石余。天保郷帳では高五一二石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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