上興屋村(読み)かみこうやむら

日本歴史地名大系 「上興屋村」の解説

上興屋村
かみこうやむら

[現在地名]酒田市上興野かみこうや

布目ぬのめ村の北西にある。上興野村とも記した。応永年間(一三九四―一四二八)以後、中野曾根なかのそね村を開いた阿曾野帯刀左衛門の姉のために開発されたと伝える。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録では高二七石余。寛永元年庄内高辻帳によれば高一一六石余。明暦二年(一六五六)の高一二一石余、のち一三七石余・免四ツ一分、興野新田一四石余・免二ツ五分(飽海郡誌)。享和三年(一八〇三)の家数一一・人数五五(「村数家数人高控帳」斎藤文書)庄内要覧では免四ツ一分、家数一一。明治八年(一八七五)の戸数一二、うち家持一一、農業一一、人数七一(「戸籍帳」旧北平田村役場文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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