デジタル大辞泉 「前川」の意味・読み・例文・類語 まえかわ〔まへかは〕【前川】 姓氏の一。[補説]「前川」姓の人物前川春雄まえかわはるお前川康男まえかわやすお 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「前川」の意味・読み・例文・類語 まえ‐かわまへかは【前川】 〘 名詞 〙 家の前を流れている川。[初出の実例]「前川で捕れた鰥(やもめ)に苦鯽(いわな)といふ魚に」(出典:塩原多助一代記(1885)〈三遊亭円朝〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「前川」の解説 前川まえがわ 徳島県:徳島市徳島城下前川[現在地名]徳島市南前川町(みなみまえがわちよう)一―五丁目・中前川町(なかまえがわちよう)二―五丁目・助任本町(すけとうほんちよう)一丁目助任の南に位置する武家地。徳島城の北西にあたり、南は南東流する助任川に接する。「異本阿波志」によれば、天正一三年(一五八五)の蜂須賀家政入国当時、「前川の中洲今の横山秦等の地ニ御仮屋をしつらひ北手に御要害のかき上を構へし、今の前川大土手其外諸士の仮屋今の興源寺前の川筋より助任村東西に堀をほり、是を惣堀とし渭山御城の御普請始まるとなり」とある。この土手は後世まで残ったようで、安政年間(一八五四―六〇)の御山下島分絵図では町中に幾条もの土手が確認できるほか、「土手ノ丁」という地名も残っていた。 前川まえかわ 茨城県:行方郡潮来町前川常陸利根川(北利根川)から分流し、潮来・辻(つじ)・延方(のぶかた)の南を流れて北浦に合流する。全長約四キロ、潮来川・園部(そのべ)川ともいい、「利根川図志」には「園辺川は潮来の前の川をいふ、北利根川の分流にて、末は延方より浪逆(なさか)の浦に落つ。此川の名は、むかしいたこの大和屋太兵衛抱の遊女その、朝夕びん水を流しける故、そのべ川と云となん」とある。潮来の町並は前川の北岸沿いに発達し、潮来が江戸への中継港として繁栄した江戸中期までは、東北諸藩から出入りする船数も多く、仙台(せんだい)河岸や南部(なんぶ)河岸、遊郭なども設けられていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
普及版 字通 「前川」の読み・字形・画数・意味 【前川】ぜんせん 前方の川。唐・李白〔廬山の瀑布を望む、二首、二〕詩 日は香爐を照らして、紫を生ず 遙かに見る、瀑布の川に挂(かか)るを字通「前」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報