精選版 日本国語大辞典 「上草履」の意味・読み・例文・類語 うわ‐ぞうりうはザウリ【上草履】 〘 名詞 〙① 屋内ではく草履。[初出の実例]「上草履はく白河の月 露ふかくけふ雪隠を打越えて」(出典:俳諧・桃青門弟独吟廿歌仙(1680)仙松独吟)② 江戸時代、吉原の遊女が店内で用いた、ぶあつい草履。上草履②〈守貞漫稿〉[初出の実例]「上草履(ウハソウリ)がきたなく成た」(出典:洒落本・水月ものはなし(1758)中)「遊女上草履 妓院中板廊に用ふうはぞうり廿枚より廿五枚ばかりを累ねたり」(出典:随筆・守貞漫稿(1837‐53)二七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例