日本歴史地名大系 「上衣文村」の解説 上衣文村かみそぶみむら 愛知県:岡崎市上衣文村[現在地名]岡崎市上衣文町村域内に水源をもつ男(おと)川支流青木(あおき)川の渓流沿いに集落が立地。東は鶇巣(とうのす)村、西は本宿(もとじゆく)村、南は長沢(ながさわ)村(現宝飯郡音羽町)、北は大幡(おおはた)村と各々山で接する。もと、下衣文(しもそぶみ)村(現額田郡額田町)と一村をなしていた。字中屋敷(なかやしき)の神明社に弘仁元年(八一〇)の年号銘の金鼓があると伝える(参河国額田郡神社誌)。中世には山中(やまなか)郷に属した。天文一二年(一五四三)の中根正恭加増地に「山中郷大畠村衣文村鳥(ママ)巣村百貫文之采地」とみえる(中根氏譜牒)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報