デジタル大辞泉 「上襲」の意味・読み・例文・類語 うわ‐おそい〔うはおそひ〕【上襲】 衵あこめや袿うちきの上に重ねる衣。うわがけ。「この衵の―は、なにの色にかつかうまつらすべき」〈枕・八〉 うわ‐がさね〔うは‐〕【上▽襲】 1 着物の上前うわまえ。うわがえ。2 下襲したがさねの上に着るもの。うわぎ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「上襲」の意味・読み・例文・類語 うわ‐がさねうは‥【上襲】 〘 名詞 〙① =うわぎ(上着)④⇔下襲。[初出の実例]「木のはをや莓の衣の上かさね〈利清〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)六)② 着物の上前(うわまえ)。 うわ‐おそいうはおそひ【上襲】 〘 名詞 〙 衵(あこめ)や袿(うちき)の上にさらに重ねて着る表衣。うわがけ。うわうわおそい。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕[初出の実例]「この衵(あこめ)のうはおそひは、なにの色にかつかうまつらすべき」(出典:枕草子(10C終)八) のぼり‐おそい‥おそひ【上襲】 〘 名詞 〙 屋根の上に高い方から低い方へとおいた木・竹で、上に石を載せて屋根板を押えるもの(日葡辞書(1603‐04))。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例