上郷中世墓地(読み)かみごうちゆうせいぼち

日本歴史地名大系 「上郷中世墓地」の解説

上郷中世墓地
かみごうちゆうせいぼち

[現在地名]海老名市上郷

有鹿ありか神社の東方約二〇〇メートルの地点、字下郷しもごう地域は、昭和一九年(一九四四)頃の農業用水工事のとき以来幾度か中世供養塔類が発見され注目されてきた。同五一年再び前記地点の南、上郷小字御屋敷おやしきに供養塔類の埋没していることがわかり、調査された。

調査は約六〇平方メートルの狭い範囲ではあったが、ほぼ全面に河原石を敷きつめた中世墓地が発見された。各所に五輪塔・板碑の断欠が散乱していた。それはまた、盗掘が繰返されてまったく荒れ果ててしまったとも考えられた。遺跡全面には火葬骨が散乱していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む