日本歴史地名大系 「上郷町」の解説 上郷町かみさとまち 長野県:下伊那郡上郷町面積:二五・九八平方キロ下伊那郡の中央部、飯田市の郊外に位置する。北は天竜川の支流土曾(どそ)川を境として飯田市座光寺(ざこうじ)に、東は天竜川を隔てて喬木(たかぎ)村に、南は天竜川の支流松(まつ)川と野底(のそこ)川を境として飯田市松尾(まつお)、鼎(かなえ)町及び飯田市の市街地に、西から北にかけて風越(ふうえつ)山(一五三五メートル)・鷹巣(たかす)山(一四四四メートル)から本高森(ほんたかもり)山(一八九〇メートル)に至る稜線を境として飯田市・高森町上市田(かみいちだ)・下市田の山地部に接する。北西の山地から流出する野底川・土曾川によって南東に傾斜して形成された扇状地上に上黒田(かみくろだ)・下黒田の集落があり、天竜川沿いの沖積地ないしは南北に発達した数段の河岸段丘上に北から飯沼(いいぬま)・南条(みなみじよう)・別府(べつぷ)の集落がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報