黒田(読み)クロダ

デジタル大辞泉 「黒田」の意味・読み・例文・類語

くろだ【黒田】[姓氏]

姓氏の一。
[補説]「黒田」姓の人物
黒田官兵衛くろだかんべえ
黒田清隆くろだきよたか
黒田清綱くろだきよつな
黒田三郎くろださぶろう
黒田如水くろだじょすい
黒田清輝くろだせいき
黒田長政くろだながまさ
黒田夏子くろだなつこ
黒田東彦くろだはるひこ
黒田博樹くろだひろき
黒田孝高くろだよしたか

くろ‐た【黒田】

稲の植えつけ前の田。

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精選版 日本国語大辞典 「黒田」の意味・読み・例文・類語

くろだ【黒田】

  1. [ 一 ] 松江市、茶臼山西南方の地名。土の色が黒いため呼ばれた。古駅。
    1. [初出の実例]「黒田の駅(うまや)郡家(こほりのみやけ)と同じき処なり。郡家の西北(いぬゐ)のかた二里(さと)に黒田の村あり。土の体、色黒し。故、黒田と云ふ」(出典出雲風土記(733)意宇)
  2. [ 二 ] 兵庫県中央部、黒田庄町の地名。加古川上流域にあり、機業を中心とする。
  3. [ 三 ] 三重県北部河芸(かわげ)町の地名。旧河芸郡黒田村。現在は北黒田、南黒田に分かれている。
  4. [ 四 ] 愛知県北西端、一宮市の地名。木曾川左岸にあり、古くは鎌倉街道の宿駅で、江戸時代には岐阜街道の宿駅。

くろ‐た【黒田】

  1. 〘 名詞 〙 稲を植付ける前の田。
    1. [初出の実例]「不破の関屋の板間もる、月見たるゐの宿過て、うへし小苗のくろたこそ、秋はなるみと打なかめ」(出典:幸若・信太(室町末‐近世初))

くろだ【黒田・畔田】

  1. ( 「くろた」とも ) 姓氏の一つ

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日本歴史地名大系 「黒田」の解説

黒田
くろだ

黒田庄の一郷。文永二年(一二六五)一一月三日の住吉神領杣山四至并造替諸役差定書(大川瀬住吉神社文書)によると、摂津住吉社造営のため黒田村が紙一〇帖、白米・大豆各二斗などを負担しており、這田ほうだ庄黒田郷(現西脇市)とは別記されている。正応三年(一二九〇)には黒田は一反の宝張布を関白近衛家基に出しており(「宝張布所進諸庄目録」近衛家文書)、同じ頃近衛家から某寺の修理用途料として黒田に布九〇〇疋が割当てられている(年月日未詳「某寺修理用途支配注文」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「黒田」の解説

黒田 (クロダ)

植物バラ科ウメの園芸品種

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の黒田の言及

【木曾川[町]】より

…中央を東海道本線,名鉄本線,北東端を国道22号線,南西端を名鉄尾西線が通る。中心の黒田は古くは岐阜街道の宿駅で,1388年(元中5∥嘉慶2)に土岐詮直と島田満貞が戦った黒田合戦の主戦場となった。織物業が盛んで,一宮市,尾西市とともに尾西毛織物業地帯の一翼をになう。…

※「黒田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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