上野間村(読み)かみのまむら

日本歴史地名大系 「上野間村」の解説

上野間村
かみのまむら

[現在地名]美浜町上野間

伊勢湾に面し西浦にしうら街道に沿って発達し、地形は知多丘陵が走って東に高くなり、鵜の池うのいけから稲早いなさ川が西に流れ、村の中央を貫いて伊勢湾に入る。北は坂井さかい(現常滑市)、南は北奥田きたおくだ村。

「寛文覚書」によれば、概高九四九石余、田地五三町九畝余・畑地六町三反八畝余、新田高四〇石余、戸数八〇、人口七七三、舟は五艘のうち平田舟一、小舟四艘があり、舟役御用の時は舟ならびに水主を出す。網五張のうちブリ網一、小引網四がある。海岸に漂流する物は取上げて定法の賃を取る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む