上長者台遺跡(読み)かみちようじやだいいせき

日本歴史地名大系 「上長者台遺跡」の解説

上長者台遺跡
かみちようじやだいいせき

[現在地名]勝浦市松部 上長者台

勝浦湾を望む標高一一〇メートル前後の丘陵上に位置する。旧称長者ちようじや台高梨だいたかなし遺跡。縄文時代前期(一部早期)中期の遺跡。昭和四八年(一九七三)・同四九年、平成二年(一九九〇)発掘調査されている。縄文早期は無文系土器の平坂期一軒のみ。前期は花積下層期・二ッ木期・関山期・黒浜期・諸磯b期・諸磯c期の竪穴住居跡が二四軒と多い。中期は中葉の阿玉台II期二軒、末の加曾利EIV期の竪穴住居跡一軒である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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