下三ッ木村(読み)しもみつぎむら

日本歴史地名大系 「下三ッ木村」の解説

下三ッ木村
しもみつぎむら

[現在地名]岡崎市下三ッ木町

矢作川と占部うらべ(用水)とに挟まれた沖積平野の中間に位置し、三ッ木五ヵ村といわれて上・下両三ッ木、上・下両福桶ふくおけ安藤あんどう村の五ヵ村は三ッ木の分村という。また「慶安四年領主水野監物忠善、三ツ木を分ちて上三ツ木、下三ツ木の二村となす」(碧海郡誌)とある。しかし寛文六年(一六六六)には上・下両三ッ木村が一時合併し、七年後には再び分れたという(岡崎市史)

城堀しろぼり高地に三ッ木城跡があり、かつて三ッ木織部正が城を築き、松平七代清康の弟康孝がここに拠るという(六ッ美村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android