下井新田(読み)しもいしんでん

日本歴史地名大系 「下井新田」の解説

下井新田
しもいしんでん

[現在地名]本埜村下井

長門屋ながとや新田の東にある。笠神埜原かさがみやわら新田の一。寛文一一年(一六七一)の国手形寺請状改書綴(吉植家文書)に下居とみえ、入百姓の一人に布川領下居村(下曾根新田、現茨城県利根町)出身の者がいるので新田名となったものであろう。入百姓はほかに摂州伊丹いたみ(現兵庫県伊丹市)、印西領岩戸いわと(現印旛村)・下総国古河領・同庄内領・武蔵国幸手領・同羽生領の六人。享保一九年(一七三四)の埜原新田四ヶ村組年貢割付状(同文書)では高一五六石余、田方五町余・畑方二〇町余で、水損により一律五分引の年貢永二貫四八五文余が割付けられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android