本埜村(読み)もとのむら

日本歴史地名大系 「本埜村」の解説

本埜村
もとのむら

面積:二三・七二平方キロ

印旛郡のほぼ中央に位置し、東は印旛沼を挟んで成田市、東より北にかけては長門ながと川および将監しようげん(古利根川)を境にさかえ町、北西より西にかけては印西いんざい市、南は印旛村に接する。将監川に並行してJR成田線・国道三五六号が通る。旧本郷ほんごう村域は現村域の南西部に位置し、下総台地台地を浸食する印旛沼と手賀てが沼に続く小支谷の谷津田からなり、旧埜原やわら村域は印旛沼と将監川に臨む低地に展開する水田地帯で、江戸時代初期に開発された当初から洪水の被害が多発した地域であった。千葉ニュータウン造成に関連した発掘調査で、向原むかいばら遺跡をはじめ五斗蒔ごとまき遺跡・雨古瀬あまこせ遺跡・向原北遺跡などの旧石器時代の遺跡が確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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