下今宿町(読み)しもいましゆくまち

日本歴史地名大系 「下今宿町」の解説

下今宿町
しもいましゆくまち

[現在地名]佐賀市今宿町

佐賀城の東、材木ざいもく町・紺屋こうや町の南、佐賀江の上流今宿川に東西に沿う町方支配の町。川舟で佐賀江をさかのぼって物資を運ぶ場合、佐賀城下における最初の泊地で、商家や旅宿が発達した。また蓮池はすのいけ方面から枝吉口えだよしぐちを通じて佐賀城下へ入る最初の町人町である。寛政元年(一七八九)の城下町三三町の中にも記されている(巡見録)

嘉永七年(一八五四)の竈帳によれば、下今宿町の実竈数は九五あり、身分としては町人四三竈、足軽二六竈などが目立っており、舟運で生活していたものも多く、川舟さしがかなり住んでいた。また城下への南東の入口にあたるので、下今宿の西の橋口には木戸番所が設けられ、旅人の通行を取り締った(享和元年の泰国院様御年譜地取)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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