デジタル大辞泉
「御用商人」の意味・読み・例文・類語
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ごよう‐しょうにん‥シャウニン【御用商人】
- 〘 名詞 〙 認可を得て、宮中・幕府・諸大名などに用品を納入する商人。また、金銭の調達、斡旋などもつとめた。明治以降は官公省庁などに出入りするものにいう。御用達(ごようたし・ごようだち)。御用達商人。御用達町人。御用聞。御用聞町人。
- [初出の実例]「彼れ発起人は所謂御用商人にして、実業家の仮面を被るも真正の実業家にはあらざるもの多し」(出典:新愛知‐明治二五年(1892)一月一五日)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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御用商人
ごようしょうにん
御用達(ごようたし)・御用聞・出入商人などとも。おもに近世において武家領主の御用を勤め,さまざまな特権をうけた商人。領主の軍需品や日用必需品,奢侈品を調達するほか,領主財政の管理にもあたった。旗本・御家人の俸禄米の委託販売を行った札差,幕府・藩の金銀出納や蔵屋敷で蔵物の管理にあたった掛屋・蔵元などが代表的。苗字・帯刀の許可,扶持(ふち)米・屋敷地の給与や,種々の営業上の特権などをうけたが,幕府・藩が窮乏した際にはしばしば御用金が賦課された。封建領主に寄生する前期的な商業資本で,多くは明治維新後に没落した。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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御用商人
ごようしょうにん
用聞き,用達 (ようたし) ,出入り商人ともいう。江戸時代,幕府や諸藩に出入りした用達商人。蔵元,掛屋,札差 (ふださし) などはその典型的な例。多くの特権が与えられ,巨富をたくわえ諸藩の財政を左右するものも出たが,御用金を賦課されることも多く,幕藩体制の崩壊とともに多くは消滅した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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御用商人
江戸時代に幕府や藩に出入りすることを許された特権を持っている商人で、商品をおさめたり、お金を集めてきたりしていました。
出典 ほうふWeb歴史館防府市歴史用語集について 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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