下奈良本村(読み)しもならもとむら

日本歴史地名大系 「下奈良本村」の解説

下奈良本村
しもならもとむら

[現在地名]青木村大字奈良本 下奈良本

浦野うらの川の上流沓掛くつかけ川の左岸に位置する集落。上流にある入奈良本いりならもとと併せて奈良本之郷または奈良本村と称してきた。小集落に下奈良本村・島崎しまざき町・牧崎まきざき上野うえのという四集落がある。

近世に入って表向きは奈良本村としての扱いであったことが、宝永三年(一七〇六)の信濃国小県郡奈良本村差出帳(上田藩村明細帳)から知られるが、内容的には下奈良本村・入奈良本村にそれぞれ庄屋・組頭などがあり、各自独立した村としての機能を果していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android