下小坂古墳群(読み)しもおさかこふんぐん

日本歴史地名大系 「下小坂古墳群」の解説

下小坂古墳群
しもおさかこふんぐん

[現在地名]川越市下小坂

小畔こあぜ川の左岸台地上で標高二三メートルに立地し、下小坂古墳・どうまんづか古墳・西原にしはら古墳からなる。下小坂古墳は当初四基あり、うち一基は前方後円墳(横穴式石室)、三基は円墳(内部主体は木炭槨一・粘土槨一・不明一)である。粘土槨内からは直刀・管玉・辻金具・具・白銅製多珠文鏡などが出土している。調査後の削平で一一基の周溝が確認され、計一五基の古墳で構成されていたことが判明した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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