日本歴史地名大系 「下小鳥村」の解説 下小鳥村しもことりむら 群馬県:高崎市下小鳥村[現在地名]高崎市下小鳥町・問屋町西(とんやまちにし)一―二丁目榛名(はるな)山の東南麓から平坦部につながる傾斜変換線上にあたる地域にある。東は浜尻(はまじり)村、南は飯塚(いいづか)村、北は大八木(おおやぎ)村・上小鳥村。五世紀以降の土器片の散布がみられ、古墳も存在した。日置五左衛門尉宛天正一〇年(一五八二)七月九日付北条家朱印状写(「長国寺殿御事蹟稿」所収)に「仍於西上州小鳥郷被遣候」とみえる。群馬郡に属し、元和五年(一六一九)安藤対馬守殿御領分高覚帳(東大史料編纂所蔵)では上郷に村名がみえる(高崎藩領)。高八七五石余、田方五四町一反余・畑方四〇町二反余。同藩領についての明治二年(一八六九)家数人数取調帳(小島文書)によると、天明三年(一七八三)の家数一三五・人数五三〇。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by