下常光村(読み)しもじようこうむら

日本歴史地名大系 「下常光村」の解説

下常光村
しもじようこうむら

[現在地名]鴻巣市常光

上常光村の東にあり、同村と村境が錯雑する。江戸初期は上常光村と一村で、正保年間(一六四四―四八)以前に分村したらしい。足立郡鴻巣領に属する(風土記稿)。田園簿では田四三石余・畑八四石余、幕府領。国立史料館本元禄郷帳では幕府領と旗本戸田・小林領の三給。「風土記稿」では享保年中(一七一六―三六)川越藩領および旗本戸田・上田・小林三氏の相給となると記す。「寛政重修諸家譜」には上田元常・小林正長とも享保六年足立郡内に知行地を移されたとあり、弘化三年(一八四六)戸田氏敏筆の先祖書(加藤家文書)では戸田氏は宝永二年(一七〇五)足立郡・埼玉郡内で一千石を加増されたとなっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android