日本歴史地名大系 「上常光村」の解説 上常光村かみじようこうむら 埼玉県:鴻巣市上常光村[現在地名]鴻巣市常光中下谷(なかしもや)村・南下谷(みなみしもや)村の東、北東を流下する元荒川右岸の低地と台地上にある。東は元荒川を隔て埼玉郡栢間(かやま)村(現菖蒲町)、南は赤堀(あかぼり)川を隔て別所(べつしよ)村(現北本市)。下常光村と村境が錯雑する。足立郡鴻巣領に属し、寛永六年(一六二九)に検地が施行された際の水帳に「武州足立郡鴻巣内常光村」とあるという(風土記稿)。田園簿に上常光村とみえ、田一四二石余・畑一八二石余、幕府領。国立史料館本元禄郷帳では旗本藤堂領と江戸千駄木世尊(せんだぎせそん)院領。「風土記稿」では元禄八年(一六九五)一部が世尊院領となるとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by