下府廃寺(読み)しもこうはいじ

日本歴史地名大系 「下府廃寺」の解説

下府廃寺
しもこうはいじ

[現在地名]浜田市下府町

下府川の河口から上流三・三キロ、幅五〇〇メートルほどの下府平野北側、笹山ささやま城跡の麓にあたる標高一四メートルの緩傾斜地にある。下府廃寺塔跡として国指定史跡。平成元年(一九八九)から同四年に浜田市教育委員会が周辺一帯の範囲確認調査を実施した結果、塔跡のほか金堂跡が確認された。塔跡は心礎・四天柱・側柱の礎石各一個が残り、東西方向の辺が一三・二六メートル、心礎は南北二・五メートル、東西一・四メートルの大きさであることがわかった。基壇は掘込地業ののち版築を行っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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