軒平瓦(読み)ノキヒラガワラ

関連語 名詞 軒瓦

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「軒平瓦」の意味・わかりやすい解説

軒平瓦
のきひらがわら

宇瓦 (のきがわら) ,唐草瓦,端平瓦ともいう。本瓦ぶき建築に使用された屋根瓦一種。軒先などの屋根の縁端を飾るために平瓦の端に横長でそりのある飾板をつけたもの。軒平瓦の出現は,軒丸瓦よりはるかに遅れ,中国では,唐代以降である。日本では,飛鳥時代に法隆寺若草伽藍跡出土の篦彫忍冬唐草文装飾のものがあるにすぎない。奈良前期から重弧文や唐草文のある軒平瓦の使用が一般化した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む