日本歴史地名大系 「下後閑村」の解説 下後閑村しもごかんむら 群馬県:安中市下後閑村[現在地名]安中市下後閑九十九(つくも)川の北側にあり、南は古屋(ふるや)村・高別当(こうべつとう)村、西は中後閑村。嘉慶二年(一三八八)二月二七日付二階堂氏興譲状写(相州文書)によると、「瀬下郷内瀬下殿寄□□田後閑郷藍付皮得分足」が一期分として孫の寿御前に譲られている。永禄一〇年(一五六七)六月二七日付の武田信玄書状写(群馬大学図書館蔵)によれば、後閑が、甘楽(かんら)郡方面に勢力をもつ小幡氏が知行する本領分の代りとして後閑伊勢守信純に与えられている。天正七年(一五七九)二月八日付上州一宮指出注文(小幡文書)には貫前(ぬきさき)神社(現富岡市)領として「後間之郷」内の一町二反が載る。ただし夫役のみで年貢はかけられていなかった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by