下志村(読み)しもしづくむら

日本歴史地名大系 「下志村」の解説

下志
しもしづくむら

[現在地名]千代田村下志筑

恋瀬こいせ川右岸にあり、西は中志筑村。志筑の名は「常陸国風土記」「万葉集」巻九、「吾妻鏡」建保六年(一二一八)三月二三日条にみえる。中世は益戸(下河辺)氏が支配し、天正末期に佐竹氏領、慶長七年(一六〇二)に本堂氏領となり、同年九月には代官彦坂正元によって検地が行われた(「慶長七年下志筑村御縄打水帳」中島静夫氏蔵)。江戸時代は以後本堂氏領で、元禄郷帳の村高は七三〇石余、文政一一年(一八二八)の戸数五一(農間渡世の居酒屋一)・人数二五二(「三十六ケ村家数人数之覚」豊崎家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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