下殿村(読み)しもとのむら

日本歴史地名大系 「下殿村」の解説

下殿村
しもとのむら

[現在地名]大口市下殿

白木しらき村の南東にあり、東は大島おおしま村。北から南東へ羽月はつき川支流白木川が流れ、南境を川内せんだい川が西流する。中世には字野頸のくびに羽月城(藤尾城・高山城ともいう)が築かれ、当村が中世の羽月麓にあたる。他に南方山下やました辺りに小鷹こたか(高殿城)跡もあった(現在は大口南中学校敷地)。伊佐郡羽月郷に属した。文禄四年(一五九五)伊佐郡羽月の下殿村・柳瀬村宮里みやざと(現川内市)惣高三五九石余の替地として米良勝右衛門に宛行われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android