小鷹城跡(読み)こたかじようあと

日本歴史地名大系 「小鷹城跡」の解説

小鷹城跡
こたかじようあと

[現在地名]西伯町福成

福成ふくなりのうち柏尾かしお地区西方、荒神こうじん山とよばれる小山頂の平地にある。柏尾城ともいう。「伯耆志」によるとつつみ(現北条町)城主山田出雲守重直―信直父子の居城であったという。同書によると重直は南条氏家臣であったが、天正七年(一五七九)同氏をいさめて聞入れられず、毛利氏のもとへ走ってのち、当城を築いたという。山下にある小鷹神社は山田やまだ神社ともよばれ、明治初年に重直を祀る若宮、信直を祀る今宮の二社を合祀して改称した神社で、大正五年(一九一六)福成の福田神社に合併されたが、昭和二五年(一九五〇)旧地に復した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android