下沼田村(読み)しもぬまたむら

日本歴史地名大系 「下沼田村」の解説

下沼田村
しもぬまたむら

[現在地名]沼田市下沼田町

井土野上いどのうえ村の南に位置する。同村との境を四釜しかま川が南西流し、同川を挟み北西は恩田おんだ村。東は町田まちだ村、北は善桂寺ぜんけいじ村、南は白岩しらいわ村。天正七年(一五七九)一一月一二日の武田家定書(宇津木文書)で「百貫文 下沼田之内」が宇津木左京亮へ宛行われている。同年一二月二六日に小中彦兵衛尉に与えられた地のうちに「下沼田」「下沼田之内」がある(「武田家朱印状」北条文書)。寛永二〇年(一六四三)検地帳(西村文書)では貫文制がとられ、永高五四貫四九三文(うち斗方籾三〇三俵一斗余)で名寄人五一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android