下泣(読み)したなき

精選版 日本国語大辞典 「下泣」の意味・読み・例文・類語

した‐なき【下泣】

〘名〙 (「した」は心の意) 心のうちで泣くこと。ひそかに泣くこと。しのびなき。
古事記(712)下・歌謡下問ひに 我が問(と)ふ妹を 斯多那岐(シタナキ)に 我が泣く妻を 今夜(こぞ)こそは 安く肌触れ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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