最新 地学事典 「下浅海帯」の解説
かせんかいたい
下浅海帯
lower sublittoral zone ,outer sublittoral zone
浅海の下半部を指す。地形により差があるが,深度30m前後から100~200mに及ぶ。外側陸棚と同義。終年外洋水に覆われ,塩分・温度の較差は上浅海帯に比し小さいが,光量不足のため植物は石灰藻を除いては生育しない。波浪の影響も及びがたく,一般に砂泥底であるが,内湾では泥底もみられる。ただし水深70~80mまでには暴浪時の影響が及び,ハンモッキー構造が形成される。地層中に見いだされるハンモッキー斜交層理は,古水深の重要な指標である。
執筆者:堀越 増興
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

