日本歴史地名大系 「下瀬野村」の解説 下瀬野村しもせのむら 広島県:広島市安芸区下瀬野村[現在地名]安芸区瀬野川(せのがわ)町下瀬野上瀬野村の西南、瀬野川中流に位置し、北は榎(え)ノ山(やま)峠を境に賀茂郡奥屋(おくや)村(現東広島市)に接する。榎ノ山峠に至る谷を流れる榎ノ山川と、八世以(やせい)山西側を流れる伏附(ふいつく)川がそれぞれ南流して瀬野川に注ぎ、合流点一帯に比較的広い平地を形成する。もと上瀬野村の地と併せて世能(せの)村と称されたが、承久三年(一二二一)一〇月八日付清原宣景申状(清原家文書)に世能荒山(せのあらやま)庄のうち下世能(しもせの)村がみえ、この頃までには上下に分れていたことがわかる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by