日本歴史地名大系 「安芸区」の解説 安芸区あきく 広島県:広島市安芸区面積:九三・三五平方キロ広島市の東南部に位置し、北の瀬野(せの)川流域と、安芸郡海田(かいた)町を隔てて南の矢野(やの)川流域の飛地からなる。北部は北の八世以(やせい)山(四九五・二メートル)、東の水丸(みずまる)山(六六〇・二メートル)、南の小田(おだ)山(七一九・一メートル)・鉾取(ほことり)山(七一一・五メートル)・洞所(どうところ)山(六四一・四メートル)、西の呉娑々宇(ごさそう)山(六八二・二メートル)・藤(ふじ)ヶ丸(まる)山(六六五・四メートル)に囲まれ、これらの山の間を瀬野川・熊野(くまの)川が貫流。南部も山がちであるが、海田湾に面した矢野川下流に平地が広がる。瀬野川沿いに国鉄山陽本線および国道二号が通り、矢野地区へは国鉄呉線が延びる。海岸沿いには工場が進出し、都市再開発用地としての埋立工事がすすむ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「安芸区」の意味・わかりやすい解説 安芸〔区〕あき 広島市南東部,広島湾岸から瀬野川流域の丘陵地にある区。 1980年区制。旧瀬野川,船越,矢野の各町域を含む。瀬野川地区は JR山陽本線,山陽道 (国道2号線) に沿い工業化が著しく,周辺は住宅地。船越・矢野地区は広島湾の支湾海田湾にのぞみ,船越には製鋼工場が立地,矢野には都市再開発の広大な埋立て地が造成されている。海田町が間にあって,矢野は飛地となっている。面積 94.08km2。人口 7万7103(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by