下燃ゆ(読み)シタモユ

デジタル大辞泉 「下燃ゆ」の意味・読み・例文・類語

した‐も・ゆ【下燃ゆ】

[動ヤ下二]
炎が表立たず、物の下で火が燃える。
「小野山はやくすみがまの―・えて煙の上につもる白雪」〈風雅・冬〉
《「した」は心の意》心の中でひそかに思い焦がれる。
「―・ゆる歎きをだにも知らせばやたく火の神のしるしばかりに」〈栄花・根合〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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