下燃ゆ(読み)シタモユ

デジタル大辞泉 「下燃ゆ」の意味・読み・例文・類語

した‐も・ゆ【下燃ゆ】

[動ヤ下二]
炎が表立たず、物の下で火が燃える。
「小野山はやくすみがまの―・えて煙の上につもる白雪」〈風雅・冬〉
《「した」は心の意》心の中でひそかに思い焦がれる。
「―・ゆる歎きをだにも知らせばやたく火の神のしるしばかりに」〈栄花根合

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「下燃ゆ」の意味・読み・例文・類語

した‐も・ゆ【下燃】

  1. 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙
  2. 物の下で燃える。
    1. [初出の実例]「夏のよを下もえあかす蚊遣火の煙けぶたき遠の山里」(出典:類従本基俊集(1142頃))
  3. ( 「した」は心の意 ) 心の中で人知れず思い焦がれる。
    1. [初出の実例]「したもゆる嘆きをだにも知らせばやたくひのかみのしるしばかりに」(出典:栄花物語(1028‐92頃)根合)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む