下神村(読み)しもつわむら

日本歴史地名大系 「下神村」の解説

下神村
しもつわむら

[現在地名]北条町下神

弓原ゆみはら村の西に位置する。伯耆街道が通り、南を北条川が西流する。集落北方三輪みわ山がある。「和名抄」に載る久米くめ郡下神郷の遺称地とされる。天正八年(一五八〇)と推定される六月一二日付吉川元春書状(早稲田大学所蔵文書)によれば南条氏の拠る羽衣石うえし(現東郷町)攻撃を前にして、元春が福頼氏に「下津和分三百石」などの地を与えることを約している。藩政期の拝領高は七一三石余、本免は五ツ二分。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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