北条町(読み)ほうじようちよう

日本歴史地名大系 「北条町」の解説

北条町
ほうじようちよう

面積:二〇・九九平方キロ

東伯郡の中央北部に位置し、西は大栄だいえい町、南は倉吉市、東は天神川を挟んで羽合はわい町に対する。北は日本海に面し、大栄町にかけての海岸沿いには北条砂丘が東西に延びている。町域東端を天神川がほぼ北流して日本海に注いでいるほか、中央南部を北流してきた北条川(大冷川・大稗川とも)が中部の北尾きたお北方で西に折れ大栄町域に流入する。中部には天神川によって形成された沖積平野が、南部には丘陵地帯が広がる。中部を国道九号とJR山陰本線が東西に走るほか、海岸沿いを国道北条バイパスが通っている。

しまでは縄文時代前期から晩期にかけての遺物が出土したほか貝塚が確認されており、隣接する北尾では弥生時代の土器類のほか古墳時代前期の住居跡が認められた。


北条町
きたじようまち

[現在地名]四日市市北条町・なか町・しん町・北浜きたはま

はま町から北の三滝みたき川に通ずる道を中心に発展した町。西は八幡はちまん町。旧版四日市市史」によれば寛文年間(一六六一―七三)北丁きたのちようと出、文化年間(一八〇四―一八)には、三つに分れ南の浜町から北へ北条片きたじようかた(片原町・南ノ町)・北条中ノ町・北条北ノ町と俗称したという。延享二年(一七四五)の四日市古絵図写(四日市市立図書館井島文庫蔵)には「北条」と出る。明和五年(一七六八)の四日市町絵図(同文庫蔵)によれば北条町の西、八幡瀬古はちまんせこ(八幡町)との間の南側は浜北浦はまきたうらとよばれ本田畑三町二反余がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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