下細工(読み)くだりざいく

精選版 日本国語大辞典 「下細工」の意味・読み・例文・類語

くだり‐ざいく【下細工】

〘名〙 江戸時代上方から江戸に送られた細工品。安物が多かった。
※滑稽本・風来六部集(1780)里のをだ巻評「岡場所女郎とて、下り細工の出来合にもあらず」

した‐ざいく【下細工】

〘名〙 下ごしらえの細工をすること。また、その細工人
浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)上「其方も下ざいくへ手間やらひでも大じなし」

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デジタル大辞泉 「下細工」の意味・読み・例文・類語

した‐ざいく【下細工】

下ごしらえの細工。また、それをする人。

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