下菅田村(読み)しもすげたむら

日本歴史地名大系 「下菅田村」の解説

下菅田村
しもすげたむら

[現在地名]神奈川区菅田すげた

東は鳥山とりやま(現港北区)三枚橋さんまいばし村、南は羽沢はざわ村、西は都筑つづき上菅田かみすげた(現保土ヶ谷区)鴨居かもい村・本郷ほんごう(現緑区)、北は小机こづくえ(現港北区)に接する。享禄二年(一五二九)一二月一三日の笠原信為判物(県史三)によれば、信為は小机村雲松うんしよう院に対し、北条早雲茶湯料として熊野堂五貫文の地を寄進している。「風土記稿」によれば、当村内の熊野堂くまのどうの地をさすといい、もとこの地は小机村の内で、小机落城後隣郡菅田の村民により開かれ、本村を上菅田とし、当地を下菅田としたのではないかとする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android